<h2 id="バックアップファイルを作成する">バックアップファイルを作成する<a aria-hidden="true" tabindex="-1" href="#バックアップファイルを作成する"></a></h2>
mysqldumpというユーティリティを使うのが一般的です。
<div class="remark-highlight"><pre class="language-shell"><code class="language-shell"># 指定したテーブルのバックアップをbackup.sqlというファイルに保存。
$ mysqldump -u [username] -p [database] [table] > backup.sql

# ユーザー名がrootで、データベース名がmydatabase、テーブル名がmytableの場合
$ mysqldump -u root -p mydatabase mytable > backup.sql
</code></pre></div>
<h2 id="バックアップファイルを復元する">バックアップファイルを復元する<a aria-hidden="true" tabindex="-1" href="#バックアップファイルを復元する"></a></h2>
<div class="remark-highlight"><pre class="language-shell"><code class="language-shell"># バックアップファイルを指定して復元
$ mysql -u [username] -p [database] &#x3C; backup.sql
</code></pre></div>
この方法では以下に注意する必要があります。
<ul>
<li>大きなデータベースの場合はディスクスペースが十分にあるか。</li>
<li>セキュリティ上の理由から一時ファイルを作成するべきではないか</li>
</ul>
パイプ | を使ってデータを直接転送することで回避できます。
<h2 id="リモートサーバー上のmysqlデータベースから別のリモートサーバーのmysqlデータベースに転送する">リモートサーバー上のMySQLデータベースから別のリモートサーバーのMySQLデータベースに転送する<a aria-hidden="true" tabindex="-1" href="#リモートサーバー上のmysqlデータベースから別のリモートサーバーのmysqlデータベースに転送する"></a></h2>
<div class="remark-highlight"><pre class="language-shell"><code class="language-shell">#!/bin/bash

mysqldump \
 --skip-column-statistics \
 --no-tablespaces \
 --set-gtid-purged=OFF \
 --host=ap-northeast-1.rds.amazonaws.com \
 --user=me \
 --password=$MYSQL_DB_PASSWORD \
 proddb $1 \
 | mysql --host=ap-northeast-1.rds.amazonaws.com \
 --user=me \
 --password=$MYSQL_DB_PASSWORD \
 --database=db
</code></pre></div>
<ul>
<li>
<code>--skip-column-statistics</code>: 列の統計情報のダンプをスキップします。これはMySQL 
8.0以降で必要なオプションで、これがないとmysqldumpがエラーを出す場合があります。
</li>
<li>
<code>--no-tablespaces</code>: テーブルスペース情報のダンプをスキップします。これは、通常、テーブルスペースを使用していない場合や特別な許可なしにテーブルスペースを作成することができない場合に便利です。
</li>
<li>
<code>--set-gtid-purged=OFF</code>: このオプションを使用すると、ダンプファイルからGTIDの設定を削除します。これはレプリケーションなど特定の状況で必要になります。
</li>
<li>
<code>--host=... --user=... --password=...:</code> リモートのMySQLサーバーへの接続情報です。パスワードは環境変数から取得しています。
</li>
<li>
ダンプされたデータはパイプ|を通じて直接mysqlコマンドに渡され、別のデータベースにインポートされます。こちらもホスト、ユーザー、パスワードなどの接続情報が必要です。
</li>
</ul>
<h3 id="踏み台サーバーを経由してリモートサーバーに接続する">踏み台サーバーを経由してリモートサーバーに接続する<a aria-hidden="true" tabindex="-1" href="#踏み台サーバーを経由してリモートサーバーに接続する"></a></h3>
<div class="remark-highlight"><pre class="language-shell"><code class="language-shell">#!/bin/bash

ssh user@bastion.example.com "mysqldump \
 --skip-column-statistics \
 --no-tablespaces \
 --set-gtid-purged=OFF \
 --host=ap-northeast-1.rds.amazonaws.com \
 --user=me \
 --password=$MYSQL_DB_PASSWORD \
 proddb $1 \
 | mysql --host=ap-northeast-1.rds.amazonaws.com \
 --user=me \
 --password=$MYSQL_DB_PASSWORD \
 --database=db"
</code></pre></div>

Tag: backup